かき氷

そういえば、今年も食べなかったかき氷。必ず頭に来るからなのだが、数年前まではゆっくり食べてみてはどうだろうかとか、意を決して一度は口にしたものだった。そして厭な思いをするのが解っていながら挑戦するほどの好物でもないしとなんとなく食べなくなってしまった
この年も喰わずに去るかかき氷 と気になりだすのが今頃なのも原因かもしれない。酷暑盛んなころには思いもしないというのも不思議なことだが、今頃迷い始めて、決心をつけそろそろ氷の旗を降ろそうかいう氷屋に足を運ぶから駄目なのだ。まだまだ暑いと不平を言っているが、秋めく空気は結構冷えているらしく、芯から冷え冷えしてダメージも大きいのだ。
次の夏を迎えることができたなら茹だる様な盛夏の午後にでも食そうと決めておこう。さくさくとこぼさぬように氷を崩して、しゃぼしゃぼの氷水を惜しみながらスプンですくって御馳走様、また来るよって言うんだ。