怪異

部屋の中にいて突然、旋風(つむじかせ)に呑まれたように鼓膜が反応して、鎌鼬かまいたち)にあったように髪の毛の中の一画をそがれた。いわゆる円形脱毛。小鬼のような一陣の旋風の正体には心当たりがあったが、何か悪いことをした覚えもなく気分を害した記憶もない。
一気に人恐怖症。某所をログアウトした。このような種の人を説得しても無駄だし、話し合いで何とかなるなんて幻想はとっくにないし、怪異に恐怖するより悲しみを感じる。。