百合のその後

現在後から咲いた一輪が美しい盛りなのであるが、隣の枯れた姿との対比が酷い。撮影を拒否しているようである。
二輪そろって美しく咲いていたのは一日位で、其の姿は天上で合奏がなされたかと思うほど。美しさを超えて崇高ですらあったのだが、此方は悪性な夏風邪をひいて寝込んでしまった。熱で霞んだ脳裏にただ一度こっきりのシャッターチャンスで留め付けられたかのような鮮明な画像がのこる。この花の意思ででもあるかのよう。

夏風邪は馬鹿が引くとよく言われるが、注意深く気を付ければひかなくて済む不注意を責めた言葉なのかと思うが、それはまだ尾を引いていて、夕に微熱を、せき込むとひどい疲労感が残る。 周りにうつしちゃ大変だと周囲を見れば誰も引いていない。あたし真正馬鹿ってことか。。。