イメージも春霞の中へ

そろそろ啓蟄かなと思わせる気配がしたので片目を開けてみる
何処か湿気を含んでしどけない空気はもう春なんだな
なのに寒波来襲のときよりも悴んでいるのは何故なんだろう
彼方の人も此方の人も霞に飲み込まれたことを知らず
風景の中へ少し ほんの少し 僅かに 融けている
大気が赤紫に染まる夕暮れ時のへいわみたいな景色


書けたらなー。。。「東海道中膝栗毛」は知っていたが他は?と見れば(1765〜1831)。江戸後期の戯作者。滑稽本を得意とした。とあった。
滑稽を調べてみると

(「滑」は乱、「稽」は同の意。知力にとみ、弁舌さわやかな人が、、巧みに是非を混同して説くこと。また「稽」は酒の器の名。酒が器から流れ出るように弁舌の滞りないことを言う)

  1. 面白おかしく、巧みにいいなすこと。転じて、おどけ。道化。諧謔
  2. いかにもばかばかしく、おかしいこと。

先般、広辞苑が新たに加えた言葉の話題があったが加えるだけではなく改定もしてもらいたいとおもった。始めの括弧の意味が良くわからない。
滑稽という言葉を誤解していた。いつの間にか他人の粗忽を悪意を持って見る側に立っていて諧謔の要素を考えもしなかった。極端な意味の間を埋めるものを括弧のうちは言いたかったのだろうか。