大晦日

二三日前からすっかり曜日とか日日の感覚をなくしていて、いまや暦がリセットされる瞬間を待つだけになった。
幼い頃とちっとも変わらない時間が流れている。明くる朝は新しい年で、早めの風呂をつかい新しい着物を枕元において床に就く。今日という日の時間の流れが生まれてこの方おんなじだから特別な日だという思いを抱くのかもしれない。御節のしたくも整ったことだし今日は早く寝よう。