初散歩

AVRIL2009-01-05



玉すだれ・楠玉・白加賀・筑紫紅・野梅・等等と初春の晴れた美空に浮かぶ昼月 
よく晴れ渡った空にふわりと浮かぶ月を見て、誘われる様に出先から足の向くままほっつき歩いた。端から梅見をしようとは思わなかったのだが、梅の香というのは不思議でほんの僅かほころびただけで、周囲かなりな範囲にその開花を知らせる。気づかぬうちに根元まで引き寄せられていて振り仰げば其処に二三輪咲いているのだ。花の香りに包まれて初の散歩は大吉だった。梅の名前は古風でいいなと思った。
ましろなる 梅の香りに 誘われて 歩み愉しく 一歩(ひとほ)踏み出す