もう一つのアシール

始め語源か何かかと思ったが、聖域のほうはAsylで、いまひとつはAzil、全く関係はない。か。。
アジール文化というのは、紀元前一万年頃西ヨーロッパ、現在のフランス南部からスペイン北部辺りに生まれた文化で、その担い手はクロマニヨン人である。クロマニヨン人は現代人と同じホモサピエンスに属し、世界史の年表を見るとネアンデルタール人がいた時期と重なっている。

ネアンデルタール人は我々の直接祖先ではなく別系統の人類であることがほぼ明らかになっているが、今年、現生人類ホモ・サピエンスには分岐後ネアンデルタール人遺伝子が再混入している可能性があるとの研究結果が発表され、ネアンデルタール種属分類に新たな謎を投げかけることになった

ここまでくるともう歴史学ではなく考古学の世界である。皆目手に負えない専門知識が要る分野なのだが、まるで異質の文化があったのだと知ると想像の翼が広がり、エルフやドワーフの神話の根はこの辺りにあるのではないかとかまで思いは至ってまったのだった。
国家などの権力の支配でではなく、精神的な権威で社会が成り立っていたかもしれない太古があったとしたら、まんざら語源説も成り立たないではない。などと。。其処までの学究根性はないので無理無理!いい加減ストップしなきゃだわ