夏至

一年の内で太陽がもっとも北へよる日。したがって北半球においては昼が一番長い日だ。
特別な祭りがあるわけでもないのに特殊な気配のある日。
昔、中国では夏至から五日毎、鹿角解・蜩始鳴・半夏生という候に区分した。
うち、半夏生のみ現行の歴の内に雑節として残されていて、このころ生ずる烏柄杓(からすびしゃく)というサトイモ科の植物の名前にもなっている。
烏柄杓; サトイモ科の多年草で畑の雑草。春、長い柄のある3小葉を伸ばし、夏、帯紫緑色の仏焔苞(肉穂花序を包む大形の総苞)に包まれた花穂に白色の雄花(上部)と雌花(下部)とをつける。塊茎は小球形で、悪阻の妙薬という。

表立った行事はないが禁忌・呪術、はては幽霊・妖怪などに纏わる俗信は多くあるようだ。
暑くなるとボーっとするときも増え、魔がやってきて異界へといざなう機会も多くなる。こないだ手に入れた本でも紐解くか。
世界怪談名作集〈上〉 (河出文庫)世界怪談名作集〈下〉 (河出文庫) 

と 八頭の水栽培は失敗したので。急遽里芋の水栽培をセットした。