雑草泥棒

午前中外出先でぽつぽつと雨粒が落ちてきて、それを日傘で受けて久しぶりの散歩。
序に雑草を少々根ごとつまんでビニル袋に入れて持ち帰った。蛇苺・ドクダミ・名も知らぬものも少し。
都会では雑草を僅か採集するのも気を使う。草むらには美しい統一感みたいなものを持つ一角があることがあって、ほかの散歩者の誰かもそれを大切に思っていたりする。できるだけ隅の景観のバランスが崩れないところからドクダミの小さな株を、蛇苺の伝い伸びる根の付いた端を戴いてくる。まるで盗みでもするかのように