小嵐

午前中所要があり表にいた。
近頃うっかりした格好で出ると寒い思いをしたりするようになったので、軽装ではあるが一寸配慮のある恰好で出かけたのだが、外気に触れた途端、湿度の高い生暖かな強い風に慄く。空は青空も交え色取り取りの雲がくんずほぐれつして怪しい。道中晴れてきたのかと思って空御仰ぐと顔に大粒の雨粒が当たった。気圧が急降下しているようで耳鳴りと頭痛が酷く要件を澄ますと予定していた序の用を端折って帰ってきてしまった。無茶苦茶疲れた。
野分というにはまだ早い様な、湿度が高すぎる様な、、野分っていうとかさかさと枯葉が躍るイメージがあって、野分にも理想像を持っているんだなとか思うも、あれは台風のことだからこれは野分か?