夏枯れに思う

最近の農業ってのは、気候の予測をあまりに人任せにしすぎるのではないかという印象を持っている。
確かに昨今の予報の精度は上がっているけれど、この夏はここ数日で記録的猛暑予報は取り下げられ、日照不足になる恐れすら加味されて変更されたようだ。夏枯れどころか不作・凶作の可能性だってあるのだ。

気分を変えて商店街の八百屋さんに行ってみると、茄子なんかの致し方のないものを除いて結構安価に品物が売られていたりする。お店の心意気というか無理もあるのだろうけど、近隣の小規模農家の全滅しないための知恵のお陰みたいな野菜が、大規模に画一化されたために不出来になった野菜の穴を埋めるかのように並んでいて、経験の深い農家の勘が形になって並んでいるみたいで嬉しくなったりする。