じつのあるこえ

フランシス・ベーコン展を何処かでやっているようで、舞踏家の田中泯氏がベーコンを廻る番組を見た。
田中泯氏の鍛えあげられた存在感にも感心したのだが、中で使われていたナレーションの声に魅了される。新人の声ではない。深く静かな、なんともここちの良い声だ。
最近、役者がナレーションを多く担当すっる風潮があるようで、それもなかなか楽しめる趣向なのだが、結構耳に諄い事もある。しかしこれは主張せず、耳殻から脳へ浸透するかのような不思議な波長を持っていた。誰だろうと記憶を探るが思い当たる人物が浮かばない。嫌いでは無い内容なので詮索は後回しにして見た。見終わりにミッツ・マングローブという人物であることが知れた。