秋高く馬肥ゆ

京都のいわゆるおばんざいのせんせがこうとという言葉を使いはった。なんでも物を大事に地味で慎み深いさまを言うのだそうだ。
御番菜ってのは関東でいう惣菜のこと、こちとらの日々の夕餉のおかずに御を付けてよそ行きに御惣菜ってのとおんなじ。なのだが何故か関東の人間ってのは平成のこの期に及んでも京言葉に淡い憬れみたいなものを持っちゃうみたいで、おばんざいと言われると御馳走感ましましになる。
でマンネリになった家の炊き込みご飯をせんせのいわはる通りにいくつか拵えてみますとなるほどうまい。目から鱗清酒味醂に変えることかな あと油揚げの油抜きをしない。(これはやっぱりぬいたほうがええとおもう)

こうととは、後図・宏図・狡兎、辺りと通ずるのかな。後々のためのはかりごととは倹約の意義みたいなものでっしゃろ?まんがいつのためにかよわい兎は備えをするのだす。ってことだ きっと 狡兎三窟

狡兎良狗ってのもある。すごい言葉!「狡兎死して良狗煮らる」だもんね。。。ぐぐるとおもしろいよ