万年蝋

AVRIL2013-09-20

万年蝋の木が、春と秋に沢山の薄紫の可憐な花をつけるようになった。
数年花を付けないでいた時期、どんなにこの花に憧れていたことか。それでも肉料理なんかには大いに役立ていた。
ある時、花をつけるまで料理に使うまいと思い立ってしばらくすると、ちらほらからわらわらと花をつけだし、年に二度、厳しい季節を乗り越えた時に名の通りのマリア様の微笑みのような花が咲くとなんともじんわり喜びを感じるのだ。
がそろそろ料理にも使いたい。食欲の秋だもの。
夕餉の支度の前に、花をつけそうな新芽の良さそうなところをどう言い訳をして手折ろうか、しばし邪悪な思案をする日々。よくぶかだな。。