2009-01-01から1年間の記事一覧

秋のとば口

一寸外に出ると乾いた熱風が煽るようにふいていた。空が高く夜が長く、何かせっつくような想いが押し寄せてきて暑さでダメージを受けた身に被さってくる。それが何なんだか判らないので苛立つような感覚。すっかり秋だ。お菓子でも焼こうかな。

萩咲いてた

一寸ここのところ無い派手な雷を伴った夕立が降り出して夏も終わりだな〜なんてごくごく平凡な感慨にふけろうとこの夏の想い出はなんだったんだろうと自問してみると何も浮かんでこない。その空虚さが夏っぽいのだが。。 ゆく夏に想うもの無し宵の口 にわか…

虫の音

昔、鈴虫を飼っていて、それは夏休みの宿題のためではなく、家のものの誰かの趣味だったみたいで、熱帯魚の水槽に土が入れられていて、冬中も時々霧吹きで乾燥しすぎないように世話を焼かれ、卵がかえる頃になるとみんなの不安の入り混じった視線が届くとこ…

ざんざんしょ

一寸涼しくてしんみりしたりしていると今日みたいにがんと暑くなり、ばてた身には大いに響き、手足が抜けるようにダルイ、を通り越して鈍い痛みのようにすら感じられたりする。断末魔の夏の応酬。

え!

日記が良いな。ブログってなんかいやだ。 ますます書きづらくなる様な気がする。。

虚蝉

身は空蝉の心地して 昼間の熱を放射して、篭った暑さで寝苦しく、眠れないことに焦れて、それでも何とかうとうととすると突然ドアをノックする音で飛び起きる。夜明けにはまだ早く真っ暗な夜のうちである。こんなん時間に訪れる人も無いはずで夢でも見たのだ…

台風が近づいている

外は断続的に雨風が賑やかで高温で多湿の大気は重く時の動きすら緩慢にするかのよう。夏という季節は毎年こんな風に人を侵食し痛めつけながら過ぎてゆく。

若精霊

猫旧盆も近い。猫にも魂はあるのだから春に逝った堂守猫も新盆を迎え、賽銭箱の前の縁辺りにふわっと戻ってくるのではないかと。。 その猫とは随分長く付き合ったように思うが振り返ってみれば去年の十月に記述があり、出会ってからもまだ一年とはたっていな…

夜叉

その地に夜叉塚というのがあって・・ 夜叉とは、インドの神話で森林に住むとされる神霊で鬼神である。それが天竜八部衆に纏められたりして仏法を守護する者として奉らるようになる。神として奉られはするものの異形の怪物で、鬼竜の類として永劫恐れられ続け…

試収穫

一寸涼しくて正気付いた。何遣ってたんだろ。死の季節真っ只中だもの一日死んでたのかもしれない。風船葛の風船が薄っすら黄色く色づいてきたので一つ刈り取ってみた。上出来の三つの種が出来ている。食べられるものではないけれど嬉しいものだ。百個を確認…

百鬼夜行

様々な妖怪が列を成して夜行するという。妖怪物の怪というものは単体であえばその得意妖術でもって騙くらかされるか遣られちゃうかで恐ろしいとは思うけれど団体で練り歩いている様はなんともユウモラスで見れるものなら見てみたい見ものだろう。人の行いの…

葉月八月

昨日は二の土用丑の日ということらしく盛大に鰻が売られていたが、要は暑さをしのぐに勢のつく食べ物であればよいのだろうと、とろろ汁にオクラに納豆とずるずる物満載の食卓にしてみた。さっぱりと爽やかな夏の食事になった。 本日より八月。ハツキと清音で…

せいくう

晴空に 捉えた半月 風に揺れ

あわ

この気泡が胃を軽くしてくれるんだな。。はずなんだけど

梅雨明け返上

ミツヤサイダーをちびちびやりながら今年は胃がやられちゃうのが早いな。何時もは八月も終わりの頃か九月の声を聞いてからなのにとか思いながら、まだ七月じゃないかと泣きたくなる。 いったんは梅雨明けが宣言されたものの晴れる日も殆ど無く梅雨明けが撤回…

百日紅

炎天の地上に花あり百日紅 虚子 この花を見つけるとこれから百日、炎天の季節が始まるのだなーなんて変な観念をする。百日咲き続け、花色は紅色が主であるから百日紅という。なのだが私は白い百日紅のある庭で育ったものだから赤い色をめっずらしいと思って…

計画

本調子になれない週末だった。いまだに蝉が鳴いているのか耳鳴りがやまぬのかはっきりしない。 水に飛び込む前のように気持を静めて水面を見つめ息を整える。大きく息を吸って家を出て一泳ぎする様に外を歩こう。水から上がるように家へかえりシャワーを浴び…

釣り

幼い頃釣りが好きで父によく近所の入り江まで連れて行ってもらっていた。堤防に腰掛て釣り糸を垂らし引きが来るまで浮きを唯ぼーっと見つめる。糸に釣り針がいくつかついていて青いビニールの疑似餌がついている。それだけの仕掛けだが周遊している拶双魚が…

風邪引いた。。

夏風邪も 日記を埋める 格好のネタ このところのどっか不調の蹴りがつく。今週は旗日があって多く休めたはずなのだがどうもだるいなと思っていたら風邪だった。胃に来て肺に来て熱もあって扇風機の風も痛い。どかっと具合わりぃ〜!

夏枯れ

はや夏ばてぎみなのか胃が重く喉は渇くがこれといって飲みたいものもない。炭酸水などは欲しいが態々買いに出るのも面倒くさい。唯水というのも愛想がないのでレモン一滴ミントの葉でも浮かべようかと庭に下りてみると綺麗な葉はなく芽吹きも先だって菓子に…

ミステリー

一株だけの風船葛だが十以上に枝分かれし今や根元から最長で2メーター以上、、いや3メーターは行くかと思われるほどに成長している。既にいくつかの風船が立派に膨らみ、更に多くの風船の種も確認できるのだが、幾枝かの先が突然ぷっつり切れる現象が起き…

雨の日の散歩

http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/stitchi/index.html 楽しめなかったな。ただオーガンジーに止めつけられた時には見蕩れてしまった。技巧の向こう、彼方へ行っちゃっていたもの。

祝日

久しぶりの土日以外の休日だった。海の日ということなのだがあまりその由来を知らない。1995年海の恩恵に感謝し海洋国日本の繁栄を願う日として制定され、1996年より施行された国民の祝日。7月20日ということであったが2003年より七月の第三月曜日に変更され…

皆既日食

東京では午前九時五十五分ごろから太陽が欠け始め、午前十一時十二分ごろ太陽の直径の75%が月に隠れるというが22日の天候は曇りのようである。金環食というのと如何違うのか一寸よくわからなかったので調べてみたがまだイマイチ判らない。金環食は月が太…

観察日記

昔っから夏になると朝顔や鬼灯(ほおずき)釣忍のシノブ草といった植物の市が個々に立って賑わう訳が判るような気がする。厳しい季節に臨むに当って供に夏を乗り切るパートナーを得ておくのは知恵なのだ。夏休みの宿題の朝顔日記みたいに。。私は糸瓜だった…

もうぐてんぐてん

こんなに暑かったっけか夏休み目前のこの時期。所要があって、序だから、暫く行けないから、あそこにもここにも寄ってあれもこれも買って、この暑さの中歩き回ってもうぐてんぐてん。水を浴びて、冷たいもの飲んで、冷房きかして、それでも皮下には昼間の熱…

梅雨明けて

風船の影見つけたり夏の夕 コマーシャルでひかりかえさるという猿が夏が来れば思い出す♪〜というところを夏が来ればぼーとか言っている。これからの季節気をつけないと朝ぼーに捕らわれたっきりえっと気がつくと一日も終わるなんてことになる。風が気持ちよ…

だとおもったんだ。。

こないだのナンダロウ花は唐辛子だったみたいで驚く程の速さで結実したわけだが。。びっちりのアブラムシも養成していた。あったはずの木酢液を探し出したっぷり浴びせかけながら思った。木酢液は虫が嫌うだけで毒じゃない。アブラムシは逃げ惑うでもなくた…

尺取虫

まるで秋みたい。どうしてそう思ったのだろう。昼間にはうんざり暑くなったけれど午前中は晴れ間も見えて爽やかだったからか、雲の形の所為か。 今年植えた風船葛が張り巡らせた麻糸を伝って軒まで届いた。ありあわせの細い糸なので大風でもふけば切れるかも…

布袋葵

幼い頃遊んだ庭に小さな浅い金魚のいる池が掘ってあって、多分それは父が拵えたもので布袋葵が沢山浮かんでいたのを覚えている。 今年もブリキのバケツに溜まった雨水を見て、花屋の店先に出ていたなぁとため息をつく。欲しいのだが。。あの植物は物凄い勢い…