2009-01-01から1年間の記事一覧

十二月

去年の暮れが昨日のような。。 極月・季冬・しわす・臘月 きわまりづきとよむのがきれいでよいが、ごくげつ・きとう・ろうげつ、どれも響きが重い。背中を突っつかれて嫌嫌にでも動かねば溜まった用事で圧死しかねなく、身に危機を感じるからかも。。いずれ…

養生中

風邪がなかなか治らない。危ないなの時期を入れると彼是二週間ひいていることになる。先週の雨が降ってとても寒かった日に本格化して、ひききってしまえば直るだけと高を括って油断してはぶり返すを繰り返して慢性化しかかっている。たかが風邪されど万病の…

時雨考 きのうのこと

考えていることが風に吹き払われるように何処かへ飛んでいってしまう日々。今留め置かないと又何処かへ行ってしまう。この季節の時の風は特に。 昨日降り続く雨の中でぼんやり項を捲っていた和泉式部集下で目に留まったうたが ひまもなくしぐれ心地はふりが…

逆行惑星

5日だったかに恒星の自転と逆方向に公転する惑星を発見という記事を見つけ理解しようと頭の中に球体をおいてイメージを作り実験をしているのだけれど理解しきれない。専門家じゃないんだから素養はないし無理でよいと思うのだが、今まで自転とか公転という…

ゆめにだに

夢にだに見で明かしつる暁の恋こそ恋のかぎりなりけれ 和泉式部のこの歌も出展されていたのだが、家へ帰ってみるとどうしても思い出せない。昨日一日ずっと記憶を手繰っていたのだがだめで、やっと判明した。思い出せずに焦れている。焦れていることが恋みた…

佳日

手順道理に計画実行できた極めて稀な貴重な日。描かれし夢と楽園。ユートピアを見てきた。 景徳鎮の陶枕で始まり仁清の香炉で閉められた展示がなかなか。。いまだにふわふわしてる。

月影清明

昨日満月だったはずだが今日の月はさらに大きく赤味が差して丸い。一昨日今日の月が満月かと思った記憶があるので三日丸い月を仰ぎ見ているのである。春の月は朧夏の月涼しく冬の月は冴え冴えと。では秋の月はいかにというと、俳句歳時記によれば月といえば…

満月

何時の間に満ちたんだろう。朝方吹き荒れていたのは木枯らしなのか。時計の時針が分針に。。月めくりが日めくりに。。時が進んでいるのかさえも不確かな。。胃がしくしくする。。

霜降り月

しもふりづきがあけたればやまからすだまがおりてきておおさむこさむとはやしたて 毎月一日はおこわを炊くことにしているのだけれど今年の霜月の端には栗を入れた。暫く前に手に入れてさらに旨くしようとして濡れ新聞紙に包んで冷蔵庫の奥に寝かせておいたの…

秋らしいこと

大根を飴色に煮たし、飛竜頭を拵えて炊き合わせにもした。夕食の鍋のための下茹でも済んだ。だんだんに寒さを追って締まって旨くなるのを楽しみたい。 何年前かにあった獅子座流星群の時は暖かく身仕舞して夜空を仰ぎ、淡い星影を追って飽かず眺めたが、今の…

体育の日

静かである。スタート合図の爆竹音もリレーの歓声も聞こえない。人に聴くと運動会の主流はいまや春なのだそうだ。いろいろ理由はあるのだろうが詰らないと思うのは旧人の証だろうか。 俳句歳時記に由れば、天高く空気の澄む秋はスポーツに適しているので運動…

翡翠色を愛で

銀杏は蓮と一緒に炊き込んで蓮根ご飯にする。蓮を少量のごま油で煎って、銀杏も煎って、多少の塩酒で味付けただしで炊く。今のところこれが銀杏が一番旨く味わえる料理法ではないかと思っている。ともかく今の翡翠色が美しい。少し行って葉が黄色く色付いて…

野分

立ちて待ち伏して待ちにし月影を追いて野分は遊び(すさび)ゆけり 颱風が一気に秋を深めたようで急に寒く青空は長持ちもせずうらがなしい。野分が多く詠まれるのは秋草のように人の心をざわつかせておきながらあっという間に去ってゆくそのつれなさに由るの…

銀杏銀杏!

午前中台風の最接近が予報される中所用で出かける。強いぞ風が。一寸風に寄りかかってみたり後押しされて走ったりと道を行きながら戯れてしまう。わお! 大風に助けられて銀杏初収穫。袋の手持ちが無かったのでコンビニで飲み物買って袋もらって一寸拾う。今…

台風接近

特大低気圧が近づいている所為で眠いは頭痛いはで冴えない一日だった。予報士が脅すほどでもないのじゃないかと思って寝ようとしていたところ、さっき急に篠を突くような雨が降り出し、台風が近づいている気配を実感する。 篠とは群れて生える矢竹芽竹といわ…

唐揚げ

鶏の唐揚げはどうしてこうも油撥ねをするのだろう。好物であるからよく作る。おそらく膠質の皮が起因していると思われるのだが。。 「油撥ねの火傷はね、直に治るし痕にもならないんだよ。」と台所を覗く私を後ろに庇いながら祖母はよく言ったものだが、それ…

みじかび

秋の日は釣瓶落としでもう暗く淋しき香のみ漂いて・・ 午後からの雨でさらに暗くなるのが早く感傷になんか浸っている間はなーい!。さあさ小芋を煮て大根に味を含ませ鮭の煙に咽って。どうも満月の光をまともに浴びたのが災いしたか台風が近づいている所為か…

仲秋

雨空を割りていでにし望月を抱きて眠る良夜なりけり あまぞらを わりていでにし もちづきを いだきてねむる りょうやなりけり

あき〜

昨日は一日歩き回った所為で気絶するように眠ってしまった。久々の晴れ間に浮かれたのがいけなかった。 さてもよい気候になった。斜に構えた太陽の発する光が急に優しくなったようでほっとする。何もかもが優しい時期に入ったかの様で朝からの雨音もありがた…

かみなづき

出雲はさぞかし騒々しいことだろうが他に住む者にとっては羽を伸ばせる絶好の時期到来なのかもしれない。

和泉派

一月たつのはは早いなぁという想いと今週は長いなぁというのが入り混じる。休日はあとがこうなのでいや!という根っからのぐうたら兵衛で 願はくは暗きこの世の闇を出てあかき蓮の身ともならばや そうそう!とか同調したりしてまんまと移ろう時の中でものの…

機関(からくり)

長月も残すを一日。本日なんかは名残の夏日で曇ってはいたが暑い一日だった。明日は涼しくなるという。 今年は時計草も早仕舞いを決めたみたいで大分まえから蕾をつけるのをとめている。この植物の特性ででもあるのだろうか、夏中ほぼ連日の様に花が開くのに…

テレビドラマ

三夜連続でテレビドラマを見た。白洲次郎。歴史が近いと役者も人物を演じることより似せることに気をとられるのだろうか。 全編を通して使われた讃美歌が幼稚園のとき始めて接した賛美歌で、一夜目には大阪弁の歌詞で出てくる。内容は知っているものと同じだ…

サンマルコ広場で自転車に乗る

折角乗れるようになった自転車に乗らなくなって久しい。あっという間に三年。気候のよい今乗らないと又一年や二年は軽くたってしまう。恐る恐る引っ張り出して乗ってみると乗れるものだな。。 何故乗らなくなったかというと、併走する自動車に吸い寄せられる…

突然秋

昨夜の雨の所為だろうか窓を開けると金木犀の香りが一陣舞い込んだ。で早く表へ出たくって朝からそわそわしている。舞い込んだ香りが揶揄うように鼻の周りでくるくる踊る。

おやあめだね

あめですね。いい雨だ。ここまで進んだら針を置こう。そこまでたどり着くと後もう少しもうすこしと切りが無い。窓を開けるとたっぷり水分を含んで冷えた大気が纏いつく。明日にしよう。もう休もう。でも後一寸この外気を楽しんでから。

夜長

針箱を開けた。これは季語だ。長月の長は夜の長さに気がつく頃ということかなとも想う。昨日は上手く針が運んだが今日は糸がよれて絡まって解いて解いても糸が毛羽立って先へとゆかない。湿度の所為か昨日根を詰めすぎた所為か。。何もせずにぼーっと過ごす…

一寸涼しいからほっ

油断していると暑いからぐてっと簡単にへこたれる今日この頃。でも今年は転がっては立ちしているうちに秋真っ只中までゆけそうな気配があるように思える。 ななころびやおきしてきがつけばあき あつい。。

迷迭香

ローズマリーのからな。漢名。万年蝋とも言う。よその庭先で咲いているのを目撃してより花は憧れだったが、鉢は数年前よりあるもののポークチョップやら蒸し鶏シチュウなどに頻繁に摘むものだから余り大きくもならず花をつけたことが無かった。夏前に挿し木…

長月

何らかの緩衝物質が欠損したらしく酷く散漫で、その散漫な心持に苛立つので疲れる。しかしどうにかこの夏も越えたみたいで、見上げれば月も太ってまもなく満月。いい具合に漫ろな季節到来なので何とかなるか。。 ここのところの野菜の高値もそろそろ落ちつく…