迷迭香

ローズマリーの漢名。マンネンロウ(万年蝋) 人を惑わすような香りの草という文字面の「迷迭香」と表すのがあっている気がするし好きだ。 植物愛好家のよう見えるかもしれないし、そう思う向きも多いが本人的には少し違う。 執着はしていないのである。であ…

夏至に

目が覚めると静かに雨が降っている。 雨が少ない故の草木の苛立つ声に影響されてか 恐れにも似た悲しい気分に纏い付かれて どんよりしたの日々を過ごすことが多くなっていたので 気分は晴!捩花の花穂も上がり、慈姑も勢いづいて、数珠球も順調。菫草も株数…

耄ける

ほうける。ほうけると引くと【惚ける・耄ける】とでる。このままぼけてもなと無為に引いてみたまでのことなのだが、毛の上に老いか。。。まんまじゃん! おいぼれると改めて引くと、老い耄れるとダメ押しのごとくの字面 知何に、ほおけると引いてみると【蓬…

小望月

翌日の満月を待ちわびるといった意味から待宵ともいう。 うちの猫の額庭でも植物たちがざわざわしている。やがて来る青嵐に備えてか久々に降る雨を讃えてか、静かに沸き立っているのである。 寿美礼や慈姑の若芽は鉾のような葉を天に向かって垂直に立て、八…

なんのなぐさめにもなりゃしない

退屈 退屈すると何かやりたくなる。 したがって怠け者にやる気を起こさせるには 退屈させるに限る。 問題は、怠け者という人種は何もしないでも 退屈しないでいられるという 特殊な能力の持ち主であるということだ。 by chimako tada

菫開花の日

去年はいつのことだったか、やはり嵐の日に咲いて風に倒され短い開花期を終えたと記憶する。 植物というのは荒れた天気が好きなのかな。昨晩は嵐。 ひょっとすると気圧を利用して発芽したり開花したりするのかもしれない。今年は小さい蕾がもう一つ控えてい…

猫の額庭昨今

冬に入る前のある日に若い金蛇が一匹、「宿を借りるぜ」と言ってきた。 啓蟄過ぎれば徐々に庭いじりもしたくなるというものだが、今年はそんな訳もあって少し遅れた。 自給堆肥溜りの底にいつもだったらごろごろいる黄金虫の幼虫が一匹っもいない。蚯蚓を見…

桜よりうれしい3ミリほどの木の芽

だめかとおもっていたら。。 なきそうになった

不愉快

棗(なつめ)が切れそうなので買い出しに出た。 此処,中華街では以前はあまり見なかった層のご婦人方が多くおいでだ。行動も風体も似ているので余計目につく。なんかあったのか。なんだろう。どうもNHKが健康食材、特にお茶などの情報を多く発信しているから…

春昼後刻

銀の毛皮を脱ぎ捨てた白の貴婦人空に舞う

弥生始動

時短 嘆きとともに 訪れる 別れの季節 春の端 弥生三月 曙の 空朧 巷もおぼろ ぼろぼろを 朧々と云うなり ときみじかなげきとともにおとづれるわかれのきせつはるのはなやよいさんがつあけぼののそらおぼろちまたもおぼろみもおぼろぼろぼろをろうろうという…

はるさめじゃ

買い物に出るとぽつっと雨粒にあたる。 本日は春一番が吹いたとかで一寸動いたくらいで汗ばむ気候。このくらいの雨で引き返すような遠出ではなし少々濡れたって構やしない。と咄嗟に思って用事を片付けにかかるべく足を速める。何件かの用を足し、あとひとつ…

天青色

日曜美術館『幻の青磁千年の謎』から 雨過天晴雲破處(うかてんせいくもやぶるるところ)の蒼を求めた北宋の皇帝徽宗の青は今現在も追求し続けられている夢の青 天青色と呼ばれる その色彩を帯びた器 汝窯の青磁が最近23億円という値段で取引されたらしい。 …

虫メガネを使ってでも

だめだわ!村崎敏郎氏のに戻る。 恋愛は、それ自身一つのおきてのようなものであり、その人間の進路を定めてしまう。 林語堂 初めに引き付けられた印象以上のものはないってことか。岡村孝一に長島良三、菊池光…ほんとかっこよかった! なんのことでしょうね…

東風

アンナ・ヒヤゼムスキーかわいいな 東風っていうとゴダールの映画を思い浮かべてしまうがこれじゃない けど ざわつき感は近いかな昨日今日と盛んに外を吹きまくっている風のことをいいたひ。 こちふかばの風。いろいろな呼び方があるのだね 朝東風に 井堰(ゐ…

恵方巻

買い物に出ると何時にない人出で、更に人だかりまでできた一角がある。物見高いものだから押し合いへし合いの中に滑り込むとその先にあるのは太巻きの山。毎年のことだけどますます盛況のようだ。でも買わない。食べきる自信がないから あれは関西の、さらに…

愉しみの発掘

片づけなきゃ。で探していた再読したかった本をが出てきた。時の娘 (1954年) (Hayakawa pocket mystery books)作者: ジョセフィン・テイ,村崎敏郎出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1954/01/10メディア: 新書この商品を含むブログを見る開けてその字の小さい…

失われた時を求めて

この頃のマイブームは甘酒。料理番組で取り上げられた影響でか、スーパーにはいつもの冬には見かけない程華やかに板粕や酒粕、麹種まで並ぶ。 一冬一度位は拵えるが、今年は麹から起こした甘酒まで作ってみている。ボロ市で飲んだ麹の甘酒が思いの外うまかっ…

修繕と修復

一度だけ胸のすくような修復の例を見たことを思い出した。 それはもう四五年前になるが 東京国立博物館で開催された 「ボストン美術館 日本美術の至宝」で快慶作 弥勒菩薩立像(みろくぼさつりゅうぞう)を見た時のことだった。 鎌倉時代の仏像といえばほとん…

下書き屑箱から

暮れも押し迫った頃、やっぱ見ときたいかなと上野の西洋美術館へ出へけた。クラナッハ展 ルカス・クラーナハと表記されているが私はルーカス・クラナッハと表記されて高階秀爾、坂崎乙郎、澁澤龍彦氏辺りの紹介で知ることになった。 西洋美術館で見るにはう…

一月に足跡

この眠気はきっと春の兆しだ。 頬を打つこの強い風の名は何というのだろう。 それを探るものの特別知りたいとも思わないのでさらに強い眠気に襲われる。一眠りしてこの眠気吹き払ってしまった方がいいのじゃないかとも思うが、この時期は特に質の良い眠りを…

お返事の続き

今年はいろいろなことに興味を失ったように思える悲しいような年でした。ここへきて時空を超えた知り合いが声をかけてくれた嬉しいサプライズもありましたが 毎年のことですが私はこの時期、反省もしなければ未来に向けての抱負もおもわない。なあんも考えて…

いいね!!

しびれきれた!

同じことを繰り返すニュースに薄ら寒さを感じる昨今、数日前に衝撃のニュースが飛び込んだ。 で 数日たつわけだが… 世情に波風も立たない。『ベルナルド・ベルトルッチ監督、女優の同意なしにレイプシーンを撮影していたことを明かし騒動に』 http://www.hol…

あと数時間で師走

ようい... 明日がどん!みたいな 嫌だな。最も嫌いな時間が流れる季節。いつも不機嫌だけどそれにさらにが付く。 買い物に出るとコーナーができていて、ゴボウだとかこんにゃく里芋人参、鶏肉まで並んで、さらには味醂砂糖。。。? ポップに『お煮しめの…

哀悼

レナード・コーエンが死去。享年82 RO69(アールオーロック) 11/11(金) 11:28配信

今日は何の日

男尊女卑の豚が大統領にきまった日。 ブタの方がましでないなんて言えない世の中。ってのも事実 ??

すとっぷもうしょんの記憶

昨日の夕刻、夕餉の材料に足らないものがあって買いに出た。 暑さも収まってちょうどいい陽気だ。浮かれて遠回りで少し歩こうと思い、てんぽの良い曲へ切り替えようと携帯メニューに目を落とす。。ほんの一瞬の歩きスマホ。道路が一寸側溝の方へ傾てていてバ…

秋高く馬肥ゆ

京都のいわゆるおばんざいのせんせがこうとという言葉を使いはった。なんでも物を大事に地味で慎み深いさまを言うのだそうだ。 御番菜ってのは関東でいう惣菜のこと、こちとらの日々の夕餉のおかずに御を付けてよそ行きに御惣菜ってのとおんなじ。なのだが何…

御舟逍遥

八日から山種で始まった速水御舟展へ。 染付の磁器の皿に乗った二個の柘榴を描いた小品から始まって制作年代順に鑑賞するように展示されていた。十七歳から死の年である40歳まで 冒頭の小品は二十七歳の時の作でありながら、はや画家円熟期の珠玉の一品なの…